30-4 思い出のバターライス、忘れられない味
20年程前、母と小さな飲食店に入りました。
何種類ものパスタとバターライスがある店です。
そこで、筆者が注文したのは、
「牛肉としそのバターライス~半熟玉子のせ~」
外食でバターライスを頼んだのは初めてで、
待っている時間が待ち遠しかったです。
テーブルに料理が運ばれてきた瞬間から、
バターや醤油のとても良い香りが立ち込め、
食べる前から美味しいことがわかりました。
牛肉と大葉のたっぷり入った黄金色のご飯が、
白い器に綺麗に盛り付けられています。
その上には、とろっとした半熟玉子。
見た目からも食欲がそそられます。
口に運ぶと、やはり期待を裏切られない味でした。
バターと醤油の香ばしさに加えて、
牛肉とにんにくの豊かな香りが広がります。
パンチのあるしっかりめの味付けですが、
大葉のさわやかな香りでリセットされ、
どんどん口に運びたくなりました。
その当時は、店舗数が少なかった為、
連れて行ってもらえるのは珍しかったです。
しかし、「あのバターライスが食べたい!」
と思い出すことがよくあります。
そこで、食べた時の記憶を頼りに、
バターライスのレシピ研究を始めました。
そのレシピをご紹介したいと思います。
『挽き肉と大葉のバターライス』
<材料>2人分
・ご飯…茶碗2杯分
・挽き肉(牛、豚、合挽、お好みで)…150g
・大葉…10枚
・醤油…大さじ2
・酒…大さじ1と1/2
・砂糖…大さじ1
・にんにく(チューブ)…3cm程度
・バター…5g
・半熟玉子…2個
・サラダ油…適量
<作り方>
① フライパンにサラダ油を引き、
挽き肉の色が変わるまで炒めたら、
混ぜ合わせた調味料とバターを入れ、
一煮立ちさせる。
② ①にご飯を入れ、しっかり混ぜ合わせる。
③ 火を止め、5㎜角に切った大葉を混ぜる。
④ 器に盛り、中央をくぼませたら、
そこに半熟玉子を割り入れる。
思い出のバターライスは、
薄切りにした牛肉を使用していましたが、
家計に優しい挽き肉で代用しています。
また、様々な種類のお肉を使用することで、
少しずつ違った風味を楽しめます。
ぜひ、お試し下さい。